学生が聞く!アサカストリートテラスのウラ話!- 木本孝広さんに聞いてみた!編
2025.09.04 学生が聞く!アサカストリートテラスのウラ話!- 木本孝広さんに聞いてみた!編

『学生が聞く!アサカストリートテラスのウラ話!』とは

市民参加型イベント「アサカストリートテラス」の運営に関わる人たちに朝霞の大学生がインタビュー!意外と知られていないアサカストリートテラス開催の経緯、さらには運営の皆さんの想いや裏話を聞いていきます!

今回お話を聞いた方

木本 孝広 さん

木本 孝広 さん

朝霞市在住。個人所有の不動産の再生事業の収益を改善したり、まちづくりに貢献するような場に変えていく不動産のマネジメント事業を行っています。

アサカストリートテラスに関わるきっかけを教えてください!

元々そういう仕事柄、不動産の再生事業として、まちづくりにどう活かせるかみたいな仕事をやっているので、自分が住んでる朝霞でまちづくりに貢献するようなことをやってみたいなってずっと思っていたんです。ちょうどその時から地域で色々志を同じくする仲間が増えていって、そして当時はシンボルロードができるという話がありました。完成するのが2020年ということで、その前ぐらいからこのスペースをもっと役立てたりとか、どういうことができるんだろうとかっていうことで、朝霞市に色々提案しに行ったのが始まりです。朝霞市の方に機会を作っていただいて、その仲間たちと一緒に市役所に行って、提案をしていたんですよね。そしたら、そのシンボルロードのオープニングイベントを任されることになりました。それをきっかけにシンボルロードで色々なことができるようになっていって、それから、朝霞エリアデザイン会議っていう官民連携組織が立ち上がることになり、最初から関わっていた私も呼ばれて今に至るという感じです。

アサカストリートテラスは、シンボルロードのオープニングイベントがきっかけでできたということですか?

そうですね。話を少し戻すと、そのシンボルロードのオープニングイベントが大盛況だったんですよ。「これってもっと色々使えないかな」っていうのがあって、そのタイミングで朝霞市の人がお声がけしてくださり、朝霞駅からシンボルロードを繋ぐところに商店街があるから、この商店街の活性化とシンボルロードの活用を一緒に何かできないかなっていう話があって。じゃあ、これを繋ぐ、エリアを拡大した、シンボルロードだけじゃなくて商店街を使ったマルチイベントをしようというのを朝霞市としたところ、「やろう」となり始まったのがアサカストリートテラスです。これが第1回目なんですよ。

そうなってくると、関わる人が多くなってマネージメントが必要になってきて、例えば地域の有識者であったりとか関係団体の人たち、いろんな街の商店街の自治体さんであるし、商店街組合さんとか。いろんな意見が出てくる中でまとめないといけないってなってきた時に、なかなか2人(山崎さんと滝澤さん)ではやりきれないから、「木本も参画してくれないかな」と山崎さんといとさん(滝澤さん)から声をかけてもらって。第3回目から私も参画することになりました。

木本さん_1枚目


最初のオープニングイベントがきっかけで今まで続くイベントになったと考えると感慨深いですね、、アサカストリートテラスの運営の座組は朝霞市役所と一緒に取り組む官民連携でとのことでしたが、民間と行政とやっていく中で大変だったことはありますか?

本当にここはなかなか難しいところなんです。官(朝霞市)の目的っていうのは、税金の中で、決められたルールの中で動いてるっていうところもありますし、民(民間、市民)でいったら収益を目的とした活動になって、その中で同じ朝霞のために協力したいっていう思いがあったとしてもやり方が違ったり、民間のやりたいことが行政の考え方だと堅苦しくし過ぎて面白みがないからコンテンツとして弱くなってしまったり、小っちゃいところでぶつかりがあったりするわけですよね。

それぞれの立場があるというところで難しそうですね、、そのような時はどうやって調整して企画を進めるのでしょうか?

1つの目標に対して素直にまっすぐやるっていうのは難しい部分はあるんですけど、想いをきっちり共有することによって、自分たちの今までの概念を突破しながら今までの仕事からはみ出るような活動ができています。お互いに細かいやり取りを1つ1つクリアして進めながら今までやれるというのは、本当に素晴らしい組織だと感じていますね。

”想いの共有”というコミュニケーションを通じて官民が一緒になって取り組まれているとのことで、改めて素敵だなと感じます!そんなワンチームで取り組んできたアサカストリートテラスですが、手応えだったり、やりがいも大きいのではないでしょうか?

ありますね!まずアサカストリートテラスというのが朝霞市内の1つのイベントではあるんですけど、年々来場者が増えてきてます。それだけでも嬉しいことですが「すごい楽しかった!」っていうお声をいただいたり、その中でも自分たちのアサカストリートテラスの想いに共感をしてくれる方も増えてきていると感じます。「この街が好きになりました」とか「こんなことを朝霞でしてくれて嬉しいです!」とか、そんなお声なんかもいただくようになって、そこがすごくモチベーションになっています。

木本さん_2枚目


私も朝霞に住む1人として、地元の話をするときに「アサカストリートテラス」の話をします!朝霞の魅力の1つとして感じています!長く続いてほしいです!

継続するって難しいんですよね、、笑
公共の場の活用っていうのは、収益化というより公益的な活動になるんですけど、来場者の方からの素敵なお声をいただいてこの企画を長く続けていくためにも、ちゃんと1つのビジネスとして成立をするところまでやっていきたいというのもあります。
そこが僕自身やっていきたいところでもあって、公益性と収益性の上手いバランスを取って、その仕組みが上手く回っていった時はすごくやりがいを感じるし、それをもっと追求していきたいと思っています。

実行委員会の木本さんの継続していくための熱い想いを聞いて今年のアサカストリートテラスが楽しみになってきました!特に初めて参加される方へ向けて、アサカストリートテラスの楽しんでもらいたいポイントなどありますか?

もうとにかくまずは来て開場の雰囲気を楽しんでもらいたいですが、まず1つとしては、お店に興味持ってほしいんですよね。そこから”普段どこで店やってるんですか”とか”このお菓子はどうやって作ってるんですか”とかちょっと会話をしてもらいたいなと思っています。で、その次にシンボルロードの空間にちょっととどまってもらって市民それ以外関係なく「朝霞という街はこんな素敵なコトがあるんだ」っていうそのイベントを楽しむと同時に、朝霞そのものをちょっと考えてもらうというか、素敵な空間の中でこの街についてちょっとでも考えてもらえたら僕は嬉しいです。

木本さん_3枚目


朝霞市についてというところで、将来、木本さんご自身がどのような朝霞市になってほしいなという想いなどあれば教えてください!

朝霞市内、周りに素敵な人たちが繋がっていって仲間ができてシンボルロードを中心に、いろんなことができているんですけど、実は朝霞にはもっと広い、かつてはキャンプの跡地だった場所があるんですよ。自然が残されてるような場所っていうのは他にはないので、これをきっかけにもっと、おっきいこの場所を市民のために使えるような場にできれば良いなと思っています。法律的なこととか資金的なこととか、いろいろあるとは思うんですけど、将来、このエリアを市民が使えて楽しめるような場に変えていけたらいいなっていう風に壮大なことを考えていたりもします。